神社など史跡の残る町千駄木からの木工事のご依頼です。不忍通りから近い為、2×4工法にて耐火建築物にしなければなりませんでした。
壁に15mm+21mmの強化石膏ボードをはり、床・天井にも強化ボード2重張りを施すなど、完全に構造体である木をボードで包む工法です。
画像は天井貼りの施工です。画像では分かりにくいのですが、銀色に反射しているしているのは目地からの熱の伝わりを防ぐため、1枚目のボードに100mm巾の輻射熱を防ぐアルミテープをあらかじめ張ってあります。
間口が2間半と限られる長屋の敷地にホームエレベーターを計画し、かつ居住空間を維持するために設計士から階段をドイツ階段にするという提案でした。
ドイツ階段という今まで作ったことも聞いたこともない階段を作ることになりました。墨だしに苦労の末、つくりあげた有機的なドイツ階段をご覧ください。