ホルモン焼きと立ち飲みのお店の内装工事です。

打ち合わせに2ヶ月近く掛け、プランニングを詳細にわたり計画してから工事を始めました。スケルトンの状態から引き受けまして、工事期間は約1ヶ月。

雰囲気は和で入り易いよう敷居を高くしないイメージとコストダウンにこだわり、計画しました。

お土産用のカウンターも併設し、やきとんのみのお客さんにも対応できるようになっています。
お土産カウンターは3枚の簡単なガラス引戸でして既存シャッターで戸締りするようになっています。
全ガラス開口ですので、道路側から厨房の焼き具合が見えるような開けたカウンターです。
オーナー様が毎日顔を出して頂けたというのもありまして、変更の際の確認がスムーズに行えたので、こちらも納得のいくまでご説明と作成 取付をさせて頂きました。

工事中盤から軸組が出来始めますと、序〃にお客様にもスケール感や雰囲気が伝わり始めます。
この辺りは、こちらは図面にてお伝えできるよう勤めますが、現場立会いのもとで詳細を決めていくのが間違えないと弊社では考えてます。
変更の際の工期は材料の納期によりますが、そこもきっちりご説明して納得いただいた上で施工致します。

そういった経緯と今回の立ち飲みの入りやすい昭和の雰囲気。これをヒントに、外部に古材をアクセントに使う事にし、錆びトタンで仕上る用に致しました。
さびトタンは弊社の工房にて希塩酸を数回に渡って拭きつけ、独特のくすんだ仕上がりにしました。
内装は素材感の出る木目を基調とし、ラーチ材をカウンターに使ってみました。
ラーチベニアは雰囲気が出る素材なのですが、目が粗く、ささくれやすいので加工後のサンダー掛けやウレタン塗装や、節の処理など、気をつけて仕上げました。
お客様にも是非次の機会があったらこちらの材料を使いたいと慶びの言葉を頂きました。